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創業融資に必要な事業計画書を作成するときの注意点

公開日:2020/03/15  最終更新日:2020/07/01

創業融資を受けるには、事業計画書が必要な場合もあります。この事業計画書に基づいて面接をするため、いい加減な内容のものでは融資を受けることは難しいです。そこで、どのような内容が融資を受けやすいのか知っておくことが大事です。

なぜ資金が必要なのかを明確にする

創業融資が必要といっても、どれぐらいの金額が必要なのかはとても重要になります。ただ漠然と1,000万円位かかるからそれだけのお金を貸してほしいなどと言ったところでまず貸してくれることはありません。

そもそも、お金を貸すほうとしては返済できるかどうかを非常に重視します。返済可能性のない人に対して、わざわざお金を貸すようなことはありません。

どのような人が返済可能でどのような人が返済可能ではないかと言えば、しっかりと先のことを考えているかどうかで分かれてくるところです。例えば、お金を借りる場合も漠然といくらぐらい欲しいと言うのではいけません。それよりも、具体的に使うものを明確にしておき、合計してみたらこれだけのお金が足りないのでその分を貸してほしいといったものならば計画性があり相手も納得してくれます。

具体的に書く内容としては、まず創業時に必要な運転資金がどれぐらいになるかです。会社を経営したことがある人ならば、ある程度どれぐらいの資金が必要か予想がつくでしょう。しかし、会社経営をしたことがない人は、本当にどれぐらいかかるのかよくわからないことが多いです。

この場合は、ある程度予想で構わないので資金を明確にしましょう。例えば、物件を借りるときのお金や在庫を仕入れるときのお金そして人件費などがこれに該当します。それらを大雑把に計算して資金を出すことで相手を納得させることができるでしょう。

この段階では、今まで漠然としていたことが明確になってきます。なんとなくお金の計算をする人が怖くて計算できない人もいますが、いざ事業計画書を各段階では、お金を明確にしなければならないため、その段階で初めてどれぐらいのお金がかかるか認識することもあります。

思った以上にお金がかかるときに、暗く落ち込んでしまう人もいますが、あえて現実を見ることで将来的に本当に会社を立ち上げて成功できるかどうかわかるところです。その段階でもし可能性がありそうならば、具体的な計算を続けてみましょう。

現実的には、予想と異なる結果が出ることが多いですが、予想よりも少し多くのお金がかかることを前提にしてお金の借り入れをすることが重要です。実際に会社を立ち上げた人の多くは、予想していたよりも多くのお金がかかることを経験しています。

このように考えれば、本当にこんなにたくさんお金が必要なのかと思う位大げさに出費を考えておいたほうが良いです。

会社を立ち上げるときの動機を明確にしておく

事業計画書を書く段階で考えておきたいのは、会社を立ち上げるとの動機になります。会社を立ち上げるときの動機は、さまざまな種類がありますが、その内容がしっかりしていれば融資に結びつきやすいといえます。多くの場合、会社を立ち上げるときにはネガティブな理由とポジティブな理由の2種類があるはずです。

例えばネガティブな理由とは、今まで会社員をしていた人の中でも上司との折り合いが合わず辞めてしまった人もいるでしょう。そのときの理由の1つは、上司と一緒にいるのが嫌なので辞めて独立をしたと言うことになります。

あるいは、会社で働いていたけども、休みが少ないだけでなく収入面に不満があったと言う人もいます。このような場合も、収入面に不安があったので会社を辞めて自分で立ち上げることにしたと言う理由になりそうです。

そしてそれが動機になるわけですが、ネガティブな動機の場合には基本的にマイナスの評価を受けてしまう可能性も否定できません。そこで、ネガティブな動機ではなくポジティブな動機をうまく見つけ出すことが重要になります。

ポジティブな動機は、必ず会社を立ち上げるときにはあるはずです。通常ネガティブとポジティブな動機が混在しており、ネガティブな部分が目立ちやすいですが、事業計画書に書くとすればポジティブな動機を書かなければ融資を受けることは難しいです。

ではポジティブな動機とは何かと言えば、例えば自分には人よりもさまざまなアイデアを出すことを得意としており、それが商品開発につながるためそれを積極的におこない、世の中の人に喜びを味わってもらいたいからといったものです。

人間には誰でも得意なものが存在しており、それを仕事に生かすことができればそれなりの収入を得ることができます。会社を立ち上げる場合でもそのような動機は少なからずあるでしょう。

それ以外でも、抽象度の高いことを説明すると、動機としては価値が高いものになります。具体的には、社会をより良くしたいので会社を立ち上げるといった内容でも問題ないでしょう。

抽象度が高いとは、高い視点に立って物事を考えられることを意味しています。会社経営者として重要なのは、私利私欲のためにおこなうのではなく、社会全体の利益を考えながら形にすることでしょう。

そのような考え方が頭の中にあれば、多くの人から喜ばれるだけでなく、世の中が良くなる可能性もあります。当然そのような会社が赤字のまま借金を返済することができず倒産していくことは考えにくいです。そのため、抽象度の高いことをしっかりと説明すれば融資を受けられる可能性もあります。

ただし、抽象度の高いことを説明してみたものの、途中からなぜか私利私欲に走ってしまい初期の動機とは全く別の行動をしていれば人々に避けられるようになり、利益が出なくなってしまいます。そのような状態では、返済をすることは難しくなるでしょう。そのため、当初の動機に基づいてしっかりと運営することが重要です。

過去の経歴なども明確にしておく

事業計画書を書いて融資を受ける場合には、その人の過去の経験なども重要になります。サラリーマンならば、さまざまな経験を会社の中でしたはずです。人によってはたくさんの経験をしており、これらはある意味大きな価値があるといえます。過去の経歴を書くことで、信用されやすくなるだけでなく、積極的に融資を受けることができるかもしれません。

もし、これから新しく立ち上げる会社と、過去の経歴があまり結びつかない場合にはマイナスに評価されるのではないかと心配する人もいるはずです。しかし実際には、仮に新しく立ち上げる会社の事業内容と過去の経歴があまり一致しなくてもそれほど問題がないことが多いです。

 

事業融資を受けるためには、まず会社の資金に関して明確にしておくことが必要になります。その会社は初期費用でどれぐらいのお金を使うかなどをある程度明確にしておくと、審査に通りやすくなるといえます。ただ、資金繰りに関しては少し大げさに予想しておいたほうが良いです。

次に重要になるのは、会社を立ち上げる動機です。この動機は、可能な限り抽象度が高いものが好まれやすいといえます。結果的に、資金を融資できる可能性が一気に高まるといえます。それ以外では、過去の実績なども丁寧に書いていくことが大事です。

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