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創業融資を借りる際の面談は何を話す?

公開日:2019/04/15  最終更新日:2019/04/24

創業融資を申し込む時には、金融機関の担当者と面談を行うことになります。書類と共に実際に質問することによって、返済ができそうなのかどうかを確認します。

面談時に話す内容については十分に考えることです。基本的にはこちらがプレゼンテーションをするのではなく、担当者からの質問に適切に返答すればいいでしょう。

 

創業計画書に書いてあることは答えられるようにする

創業融資を申し込む時には創業計画書を提出するように言われるはずですので、あらかじめ書類を作った上で、面談に臨まなければいけません。創業計画書を作る時にはいろいろなデータを基にして作ったりするはずですので、それを一生懸命に作ったのであれば、大抵の場合は面談対策になるはずです。

もしかすると、創業計画書を専門家に依頼したという人もいるかもしれませんが、そのような場合であれば、作った書類の内容について十分に打ち合わせをしておかなければいけないはずです。

打ち合わせ不足によってしどろもどろになるというのは、決してイメージがいいものではありませんので、そういう事態だけはぜひとも避けたほうがいいです。担当者から質問される内容の多くは創業計画書に書かれてあることです。

そのため質問に答えられないというのは、かなりのマイナス評価になります。マイナス評価を受けないためにも、書類に書かれてあることぐらいはきちんと確認をするべきです。

書類と整合性が合わないことを答えるというのはもってのほかで、これでは信頼を勝ち得るということはできません。多くの質問が書類の内容になりますので、聞かれたことについて適切に答えるというのがポイントです。

聞かれていないことについてまでべらべらとしゃべる必要はなく、嘘をつくということもしてはいけないです。多くを語りすぎてぼろが出るというのもいけないことですので、適切に聞かれたことだけ答えるのが望ましいです。余計なことをしてマイナス評価を受けるのは意味がありませんので、聞かれたことについてのみ答えるということに終始してください。

創業融資の質問というのは100%に近い割合で創業計画書に書かれてある内容になりますので、その内容について100%理解しておくことが何よりも欠かせないことです。

書類をチェックする時には、もし担当者から聞かれた時に答えられるのかということを確認しながらおこなってください。それだけでも、何を聞かれても自信を持って答えることができるはずです。

自信を持って答えることができれば、それだけでも説得力を生みますので、融資が通る確率が上がるでしょう。

 

自己資金をどのように準備するのかという質問もある

創業融資を受けるためにはある程度の自己資金を準備しておかなければいけません。自己資金の確認というのは、どのくらいの金額があるのかということだけでなく、どういうお金なのかということまできっちりと調べることになります。

持参する書類の一つとして銀行通帳もありますので、どういう用途で自己資金を貯めてきたのかについても返答する必要があります。半年から1年前ぐらいのことについては確実に聞かれると思っておいてください。見せ金と勘違いされるような入金記録があるという場合には、厳しく問われる可能性が高いです。

不審なお金の流れがあった場合には、怪しいなという風に思うはずですので、それを払拭するような返答をするべきです。返答だけでなく、払拭できるような証拠があるならば、それも提示するようにすると説得力が増します。

半年から1年前までで突っ込まれやすいような出入金の流れについては、改めてどういう用途でそういうお金が発生しているのかということを確認するべきです。そのために添付資料があれば、それも用意しておくといいでしょう。

自己資金を得るために、返済を必要とするお金で賄うというのは一番やってはいけないことです。ローンはそもそも自己資金ではありませんので、その中に含めてはいけません。

もし、自己資金が500万円で、その中に返済が必要となるローンが200万円あったとするならば、本来の意味での自己資金は300万円です。金融機関のほうもそのように解釈するはずです。ローンがいくらあるのかというのも確認が行われるでしょうから、その上で自己資金がどのくらいあるのかにチェックが行われます。

公共料金の支払いも同じ通帳で行われるならば、その支払い状況についても確認するでしょう。支払いが遅れているものがあった場合には、この経営者はお金にルーズだなという印象を与えることになります。

それはマイナス評価を受けることに他なりません。期日までにきちんと返済をしておきましょう。

 

経営がうまくいかない場合の答えを用意しておく

どのようにして収益を上げていくのかということは、創業計画書に記入することになりますので、仮に聞かれたとしても書類を参考にしながら答えていけばいいです。収益が上がらないのであれば、返済をすることすら難しくなりますので、そのことについて聞かれるのはむしろ当然のことです。

書類に書かれていることですので、さらに突っ込んだ質問が飛ぶことも考えられます。担当者が納得する答えが用意できれば理想的です。ただ、創業してからうまくいくのかどうかというのは分からないことも多いです。

不確定要素があるために、もし悪いことが起きればどのようにそれを対処することができるのかということまで考えておいたほうがいいでしょう。自分の予想よりも悪いことが起きた時に、それに対処する術があるのかどうかということも担当者は気になるポイントになります。

つまり、リスク管理ができる人なのかということが問われてきます。リスク管理についても経営者の仕事になりますので、その点まできちんと返答できれば合格点がもらえるでしょう。

経営がうまくいかない場合の想定というのは、創業計画書に記載されていることではありませんので、面談用に一応回答を作っておく必要があります。経営不振になったから倒産しましたというのでは、お金を貸す側としては不安になりますので、そこのところのリスク管理までしっかりとしている経営者のほうが信頼できるというものです。

創業するのであれば、成功してほしいとは思っているはずですが、創業してもうまくいかないということも十分にあり得ることです。うまくいかなかった時にどのように対処するのかというのは、会社をつぶさないためにも必要なことですので、どのように対処するのかというシミュレーションは十分にしておくべきです。

もしどういうリスクがあって、どういう対処をするのかということについて尋ねられたら、シミュレーションをした結果を反映して返答をしてください。

 

創業融資においては、金融機関の担当者との面談でいい評価をもらえないと融資を勝ち取ることができません。多くの人は融資に通るかどうかの俎上にいるはずですので、担当者の質問にきちんと答えることができるのかによって決まります。

質問内容の多くは創業計画書の内容ですので、その内容についてはきちんと答えられるようにしてください。特に、なぜ創業するのかということや、自己資金の使途、収益を上げる方法、悪い状況になった時のリスク管理などについては答えられるようにしましょう。

 

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